年代別で注目!SNS利用率
こんにちは!アドグラフィーの中島です。
最近は天気もいい日が続き、朝晩は冷え込みますが昼間は暖かいですね。
ニュースを見ると桜の話題もちらほらとでてきており、どんどん春を感じてきてます。
さて、今回はSNSの利用率についてお話しします!
SNS利用動向
総務省が令和3年6月に発表した「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、
令和2年(2020)の国内SNS利用率は73.8%で、前年より4.8%上昇しています。
SNS利用率の高い世代は20代で、令和2年(2020)には全体の9割超と、ほぼ全員に
達しています。ただ、若年層だけでなく、60代以降のSNS利用率上昇幅も見逃せません。
60代のSNS利用率は6割超、そして70代以降の利用率も50%に迫る勢いとなっており、
すでにSNSは若者のツールではなく、幅広い世代で一般化したと言えるでしょう。
SNS利用状況
国内のSNS利用の全体的な傾向として、書き込みや投稿といった能動的なSNS利用の割合が
全体的に低く、受け身な利用状況となっています。
LINEの書き込み、投稿が多いように見えますが、連絡手段として使用している人が多いため、
他のSNSに比べて高く見えています。
たしかに自分がSNSを使用しているときを振り返ると自分から情報を発信するというよりも
投稿された情報を見るほうが多いので自然と受け身な利用をしてましたね。
SNSのアクティブユーザー数と各サービスの特徴
LINE
国内月間アクティブユーザー数:8,600万人
メールに置き換わるメッセージツールとして8割超の普及率になっているLINE。
こちらは「クローズドツール」という点がほかのSNSとは異なります。
それゆえに友人、知人とのコミュニケーションや職場などでグループを作り、
そこで連絡事項の伝達などを行う、という使い方がメインです。
クローズな環境で双方向コミュニケーションが取れるので、ユーザーを囲い込んで
広告の配信などの販促、集客活動を行いやすいSNSツールと言えます。
ただし、一方的な配信が多くなるとブロックされてしまい、そこで関係性が途切れてしまう
というリスクもあります。
国内月間アクティブユーザー数:4,500万人
リアルタイム性と拡散性がTwitterの特徴です。
1回の「ツイート」は140文字までという制限があり、身の回りで今なにが起こっているのかを
発信しやすくしています。そのため、ニュース速報や災害情報をTwitterを利用して発表する
ケースも多くなっています。
ユーザーは同じ趣味の人とフォローという形で繋がることができ、ユーザーが興味を惹いた
ツイートは、「リツイート」という形で数珠つなぎ的に拡散が可能です。
Twitterは即時性の高い情報(期間限定のセール情報、急な休業情報など)や情報の拡散を
狙う場合に有効です。
国内月間アクティブユーザー数:3,300万人
10~30代、とくに女性から支持を集めているInstagram。
「インスタ映え」というワードが示すように、写真や動画の投稿がメインとなっています。
投稿に“#(ハッシュタグ)”を付ける文化が根づいているのもInstagramならではと言えるでしょう。
単なる商品紹介だけにとどまらず、ファンを囲い込めればそこでの
ビジネス展開(おもにD2C)も広げられます。生産者とカスタマーが直接取り引きをする
「D2C』は最近注目を集めているビジネスモデルです。
過去記事:注目されている“D to C”とは!?
「インスタ映え」が流行語大賞となったのは2017年。そのころはいかに“映える”写真をUPして
アピールするかが醍醐味でしたが、今どきはストーリーに気軽に投稿し、
友達のストーリーも流し見で終わらせるユーザーが増えています。
「インスタ映え」から「ストーリー映え」へ変わったと言えます。
ターゲットに女性が含まれる商品やサービスを提供している場合、マーケティングツールとして
Instagramはとても有効なSNSですが、インスタ映えするようなセンスがよく、
クオリティが高い情報を発信する必要があります。
国内月間アクティブユーザー数:2,800万人
国内でのユーザー年齢層は30~40代が中心のFacebook。
若年層の利用率が低いためか、社会的なつながり、リアルでの関係性を軸として
オンライン上でも人間関係を広げていくといった使われ方が多くなっているようです。
基本的には実名登録なので、投稿(情報)の信頼性がほかのSNSと比較すると高く、
炎上騒動が起こりづらいのがメリットと言えます。
イベントの告知、参加者の募集をFacebook上で完結できるので、企業の広報ツールとしても
積極的に活用できます。
TikTok
国内月間アクティブユーザー数:950万人
TikTokは、中華人民共和国のByteDance社が運営する、スマートフォン向けの
ショートビデオプラットフォームです。
10代ユーザーが多く、イメージ的には「ダンス」「口パク」「自撮り系」といったジャンルが
中心に思われるかもしれませんが、こうしたジャンルはここ2年ほどは人気に陰りが
出ているようです。その反面、実用的な動画や全世代に広く求心力のあるコンテンツが
伸びており、徐々に流行し始めた頃の一部セグメントだけが興味を持つ
コンテンツ中心ではなくなってきていると考えられます。
SNSの利用率
利用率がもっとも高いSNSは「LINE」で、90.3%となっています。
また、10代~60代まで全世代にわたってLINE利用率の高い数値となっております。
そのほかのSNSのシェアは以下のとおりです。
・Twitter …… 42.3%
・Instagram …… 42.3%
・Facebook …… 31.9%
特にInstagramは10代〜30代が高いですが、40代以上のユーザー数も多いことから全世代で
注目されていることがみえてきますね。
まとめ
受け身なユーザー(投稿を見るだけ)が多いなか、どんな情報を発信していくか、
どのSNSが自分たちの施設にあっているかの選定は重要になってきます。
今や旅行の行き先をSNSの投稿を見て決める時代になっています。
それぞれのSNSの特徴に合わせて有効に活用していくことで最大限の魅力発信ができるでしょう。
これからSNSを始める方もすでにSNSを活用している方もぜひ参考にしてみてください♪
営業部 営業企画・開発 中島