低稼働の特別室を
売れるようにしたい

低稼働の特別室を売れるようにしたい

「クリエイティブの力」で
予約単価8000円アップ、売上1億円アップ

リーズナブルな一般客室に流れる利用者

リーズナブルな一般客室に流れる利用者 湯布院のとある高級旅館。「低稼働の特別室を売れるようにしたい」。お客様からの相談を受け取ったのは5年前のことです。
全18室のうち6室ある特別室は年間の稼働率4割程度。よりリーズナブルな一般客室の6割程度に比べ、見劣りのする数字でした。旅館においては、単価の低い客室に優先的に予約が入るのはよくある話です。

しかし、この施設の特別室にはまだまだ潜在能力を秘めていると思えました。
「高い料金を払ってでも泊まりたい」と人々に感じてもらえうためには、特別室が持つ風雅な魅力をユーザーに「伝え切る」クリエイティブの力が欠けていると直感しました。

一室ごとの魅力・想いを丁寧に表現するページを作成

一室ごとの魅力・想いを丁寧に表現するページを作成 ホームページ作りは、常にクリエーターとお客様との共同作業です。着手にあたって施設の魅力を再認識いただく良い機会であり、「なぜ宿経営をやっているのか」という基本哲学に立ち返っていただくことを意識しています。そうすることで、日ごろ意識しない施設の問題点を発見いただく一助になりたいと考えるからです。

丁寧なヒアリングでお客様の声を集約、当時の社のデザイン力を結集し、1室ごとが持つ「茶室」としてのコンセプトを丁寧に表現するページ作りに着手しました。創業の思い、建築家の意匠、宿の方々の思い入れ、弊社代表・河野のカメラマンとしての感性、デザイナーの創意・・・すべてを結集して作り上げたページは、リリース直後から予約に直結する結果を生みました。

課題解決が様々な好循環を生み出す

課題解決が様々な好循環を生み出す 当初の課題であった「特別室の稼働率向上」は初年度で「一般客室との格差を逆転」という結果で実を結びました。
販売政策の充実も相乗効果を生みました。国内各OTAでの販売促進をはじめ、海外サイトへの展開によるインバウンド集客も実施。
結果、室単価実績は25000円から33000円へとジャンプアップ。これが寄与して、年売上は1億円増の3億5000円に大幅な増収となりました。この仕事に携わったすべての方々から、喜びの声をいただくことができました。

旅館経営のの根幹である客室稼働の向上と売上の増加は、さまざまな面への好循環を生みました。
より上質な客層へのシフト、従業員のモチベーション向上、宿の品格のアップ・・・翌年にはインバウンド向けページも新設し、海外富裕層の呼び込みにも成功しました。
現在では海外客比率が5割を占める宿として、世界から名を知られる存在となりました。

利益を「食事棟新築」に投資。顧客満足がさらに向上

利益を「食事棟新築」に投資。顧客満足がさらに向上 この施設様にはもう一つの経営課題がありました。本館一般客室は特別室とは異なり、夕朝食を食事処で供するスタイル。
かつてエージェント宿だった名残で、大広間が夕朝食会場となっていましたが、この旧態依然たる食事処をスタイリッシュな個人宿仕様にシフトすることが急務でした。当時はまだ、多くの宿がリアルエージェントからネット販売への転換の方法を模索していた時期だったのです。

この課題も、特別室の売上増で得た利益を「食事棟の新築」に投資することで早々に解決しました。
当社のページ制作着手から3年目にこの新しい食事棟は完成、今ではOTAで食事評価5つ星と高い満足度を誇り、宿の強力な武器として存在感を放っています。

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