【サステナブルツーリズム】ってなに?事例あり
どうも!アドグラフィーの杉木です!
最近、よく「サステイナブル〇〇」という言葉をよく目にします。
サステイナブルエコノミー、サステイナブルシティ、サステイナブルモビリティ…
「横文字ばっかり!」
と思いましたので、今回は
「”サステイナブル”ってなんか聞いたことあるけど、なんだかよくわからないなぁ」
といった方向けに、今回は観光業界と関わりのある
「サステイナブルツーリズム」について調べてみました。
「サステイナブル」とは、
「持続可能、継続可能」
という意味を持つ英語
「サステナブルツーリズム」
「環境や地域の未来などに配慮した、持続可能な観光」
のことを指します
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「サステイナブルツーリズムって何?」
「サステイナブルツーリズムで宿の集客につなげることってできるの?」
目次
・サステイナブルツーリズムって?
・世界が認める「岐阜県」の事例
・今後の可能性
・まとめ
サステイナブルツーリズムって?
先ほど、
「サステナブルツーリズム」=「環境や地域の未来などに配慮した、持続可能な観光」
とお伝えしましたが、かなり曖昧ですよね。
私が思うところ
ポイントは大きく2つあって、観光や旅行の内容が
・「環境に配慮しているか」
・「その土地の文化を重視しているか」
具体的には
「環境への負荷の少ない移動手段である”自転車”を使う」
「人気テーマパークではなく、との土地の伝統工芸を体験する」
などです。
ただ、どこからがサステイナブルツーリズムに入るのかといった、明確な線引きはないので
もし、宿で、「サステイナブルツーリズム」を企画していく場合に注意したい点として、
”持続可能な観光を目指す”という目的を見失わないことが大切です。
世界が認める「岐阜県」の事例
日本政府観光局は
サステイナブルツーリズムの国内先進事例として、岐阜県の取り組みを紹介しています。
岐阜県は
・昔ながらの文化が残る飛騨高山
・下呂温泉
・鵜飼
などを”ふるさとのじまん”として2009年から打ち出してきました。
岐阜県が元々持っていた
「ふるさとの良さを魅力として発信し、未来に残していく」
といった強みが、現代のサステイナブルツーリズムの考え方そのものであり、先進的な事例として紹介される形となったわけです。
この例のように
”これからは観光用に造られたものでなく、元々ある文化を活かしていこう”
といった観光戦略でインバウンドのお客様を取り込んでいくことも考えられます。
今後の可能性
サステイナブルツーリズムへの新たな旅行者の需要を利用して、集客できる可能性があります。
ブッキングドットコムの調査によりますと、
日本人旅行者の82%が
「旅行においてサステイナビリティが非常に重要だ」
と回答
ブッキング・ドットコム、2021年の「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表 より引用
まだ実際にサステイナブルを意識した旅行をしたことがある人は少ない。という現状ですが
世界的な取り組みであるSDGsとも関連のある項目であるだけに、
サステナブルツーリズムに対する需要の拡大も考えられます。
まとめ
サステイナブルツーリズムを企画する上で、
「環境の配慮」という点では
・ツーリングや自転車観光のススメをプランに組み込む
・節電、節水に貢献できる取り組みを実施する
など、宿の行動で始められるものが多く。
「土地の文化を重視する」という点では
岐阜県の例のように、
地域の魅力を発見し、それを旅行者にしっかりと伝えていくことができれば
サステイナビリティを重視する旅行者を、新たな需要として取り込んでいくことはできると考えます。
サステナブルツーリズムの動きは、
今まで観光地として栄えていなかった地方にとって、チャンスであると思います。
これまで、観光地でなかった場所に、サステイナビリティという価値を生み出すことができれば集客手段の一つとして十分に活用可能です。
国でも、寺泊・城泊への補助金が出ているように、これからも国の支援がある可能性は十分あり得ますので
今後のサステイナツーリズムの活性化に期待です。
アドグラフィー 杉木