【背景ストーリー】竹園旅館様

【背景ストーリー】竹園旅館様

旅館

山口県

”古い”のではなく”味がある”

竹園旅館に来るお客さんはこう思っていると思うんですよ。
入り口で『おっ!なんだか綺麗でここは感じが良さそうだ』と思って、
部屋を見たら古いからがっかりして、窓を開けても、眺めが良いわけではない。
民家が並んでいるだけです。
料理に関しては、自慢の料理ですよ。量も多いです。

当時、竹園旅館のオーナーは語りました。

私が初めて竹園旅館様にお伺いしたのは、2022年の1月。
まだまだコロナの渦中といった時期。

そもそもの稼働向上といった目の前の課題だけでなく
人手不足、単価向上など、中長期的な不安に対しても、多くのお宿様と同じように考えを巡らしている時期でした。

目指す先は明確だが...

目指す先は明確だが...

「まずは、売上をコロナ前に戻していきたい」
オーナーは続けます。
「事業継承するにしても、継ぎたいと思ってもらえるような宿にしないとね」
目指す場所は明確であった。

同じように
「売上向上」「設備老朽化」「事業継承」といったことに対して
「このままだとまずい」と思っている方は、全国に多くいらっしゃるだろう。

ただ問題は
何から手をつけて良いかという「優先順位」と「具体的な施作」がわからないことである。

もとい
そういった「優先順位」や「具体的な施作」を考える”余裕がない”と言う方が正確かもしれない。
人、時間、資金、といったリソース(資源)がとにかく不足している。

アドグラフィーの使命

そんな時に
私たちは、外部のリソースとして
旅館の手となり、脳みそとなるのが使命である。

まずは「インターネット表現の見直し」から行った。
この部分の改善が多くの場合、投資効率がものすごく高い。

最小の資本で最大の効果を

最小の資本で最大の効果を

理由はシンプルで
「お客様が必ず見るから」

新規顧客の場合、ほぼ全てインターネット経由で宿を予約する。
具体的には
・OTAサイト
・公式ホームページ
・Googleマイビジネス
・SNS
この辺りをお客様は見ている。

お客様から見られている割に、放置されていることが多いので、投資効果が高くなりやすい。

2023年2月から、インターネット表現の改善が開始された。

「料理推しでいきましょう」

「料理推しでいきましょう」

竹園旅館がお客様から最も評価される点は「料理」である。
OTAの写真、ホームページの表現、どちらも料理への期待値を上げるものへと変更する。

これは、予約者に対して暗に
「料理が自慢の宿ですので、そこに納得して予約をしてください。部屋に過度な期待はしないでください。」
と伝える効果もある。

ミスマッチを減らすことは、宿にとってもお客様にとっても好都合だ。

料理に関して、もうひと推し

料理に関して、もうひと推し

もうひとつポイントとしては
「写真の質感」である。

「ふくのフルコース」は「ミニふく会席」から
・ふぐ刺しと鍋物の量が増量される
・ヒレ酒が追加される
といった内容のグレードアップがあるのだが

これを料理全品を並べて漫然と撮影すると、その差がたいへんわかりにくい。

残念ながら
「”ふくのアラ”のグラム数の違い」を写真で判別する能力を、人類の多くはもち合わせていない。

価格差への納得感を表現する

価格差への納得感を表現する

故に
「ふくのフルコース」に関しては、
増量する食材のピックアップ撮影、
また、最上位プランであるので価格に納得感を持たせられるような質感の高い写真撮影を行った。

このような、きめ細かい表現がプランの売れ行きを左右する要因となる。

”古い”のではなく、”味わい”があるのです

「弱みが強みになったところを見たことがない」
USJや丸亀製麺をV字回復させた、戦略家森岡氏の言葉である。

私もそうだ、忘れ物や落とし物をよくするし、気が散りやすいのは、いい加減、妻には許してもらいたい(切実)

話を竹園旅館に戻すと
客室は、確かにモダンな感じや、新しさはないが
立派な柱や凝った造形が随所に見られる。

”畳の部屋が落ち着く”
そのように感じる方も少なくない。

そういった写真素材を多く取り入れ、
OTAやホームページの表現として取り入れていく。

現在、インバウンド集客は積極的に行っていないが。
海外の方にも喜んでいただける質感の造りに可能性を感じています。

→実際のホームページはこちら「【公式】竹園旅館」https://takezono.jp/
→より詳しい事例紹介や、インターネット改善のご相談はこちらから「アドグラフィー問い合わせフォーム」https://www.adgraphy.jp/contact

新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、
アフターコロナの宿の在り方、次なる投資に向けて竹園旅館のオーナーは前向きである。

ここで言う”前向き”というのは
「実際に何かを実働ベースで変えていく」
ことに加え
「心のエネルギーとして、考え方が前向きである」
とこも含まれます

川棚温泉のエリアを盛り上げていく
きっかけに私たちがなれたのであれば幸いだと感じます。

アドグラフィー 杉木 拓未

<施設名>
川棚温泉 竹園旅館(全7室)

<施作>
・写真撮影(2023/1)
・ホームページ公開(2023/4)
・楽天トラベルカスタマイズページ公開
・OTA写真整備(2023/2)
・インターネットプラン販売代行(2022/8〜)

<期待効果>
・稼働向上(年間売上目標●●●●万円)
・顧客満足度UP(じゃらん、楽天ともに★4.2)
・上位プランの販売力強化

追記

〜〜〜
<2023/4/24 じゃらんへの投稿>
「古さはあるが昭和レトロ感があり私は好きです。」
「食事は朝食、夕食ともに美味しかったです。」
〜〜〜
じゃらんに寄せられたクチコミの一部である
竹園旅館を200%楽しんでいただけるお客様との出会いを増やす
きっかけになれたのであれば幸いです。

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