見習いデザイナーのためのデザイン勉強会

アドグラフィー制作部の見習いデザイナーが、デザインや仕事に対する考え方などを、先輩に質問する対話形式でお届けする連載です。

Category見習いデザイナー

デザインってなんですか?

デザインってなんですか?

デザインはドラえもん!?カッコいいだけじゃだめ!?見習いデザイナーが先輩に遠慮なく疑問をぶつける社内のデザイナー勉強会。1回目のテーマは「デザインってなに?」です。

デザインはドラえもん?

先輩、デザインってなんですか?

ドラえもん

えっ?

ドラえもん知らないの?

分かりますけど、Aさんが何言ってるかは分かりません

Bさんは分かりますよね?

う、うん

早く私にも教えてください

大学でアートとデザインの違いをディベートする授業があって、その中で出た答えの一つにアートはのび太で、デザインはドラえもんっていうのがあって

は、はあ

つまり、アート=のび太は『自分を表現するもの』、デザイン=ドラえもんは『問題を解決するもの』、と

あ、今ちょっとAさんが言いたいことがわかった気がします

そうそう簡単でしょ

簡単ではないです

デザイナーは翻訳家?

私が考えるデザインもそれに近くて、デザインの仕事ってクライアント(お客様)がいるじゃないですか

はい、本当にいろんなお客様がいらっしゃいます

デザインっていうのは、お客様が持っている想いを世の中に伝えるための翻訳ツールであり、抱えている課題を解決するものでもあるのかなって

なるほど、デザインはほんやくコンニャクであると

そう!!

ちょっとドラえもんから離れようか

素晴らしい商品やサービスを提供していてもその伝え方や広め方がわからないというお客様のお手伝いをするのが私たちの仕事ですね

なんとなくわかってきました

本当のお客様とは

私たちの直接のお客様はクライアントだけど、本当のお客様はそうじゃないよね

えっ、どういうことですか

私たちにウェブサイト制作を依頼していただいた宿泊施設の方は、ウェブサイトでどうなって欲しいと思ってる?

たくさんのお客様を呼び込みたいと思っています

そのウェブサイトは見るのは誰?

旅行者さんです。あっ・・・

そう。私たちの本質的なお客様はユーザーさんで、そのユーザーさんの好奇心を刺激して泊まりたいと思わせることが目指すべきデザインなんじゃないかな

すごくわかりやすいです

そう考えるとデザインって、人の意思決定の決め手になる重要な仕事で、責任重大な分やりがいもあるよね

めっちゃプレッシャーかかりますね・・・。

カッコよくすればいいという訳ではない

実際のデザイン作業はどういうことを意識しているんですか?

一番気をつけているのがクライアントの想いを伝えれているかっていうことだけど、それだけだと販売とのバランスが悪くなることもあるよね

ああ、自分語りばっかりの男の人ってちょっとうざいみたいな?

・・・。
だからいかにクライアントの気持ちに応えつつも、ユーザーの好奇心を刺激する魅力的なデザインを実現するかがデザイナーとして一生の課題かな

(ゴクリ)

まずはユーザーに見てもらわないことには始まらないので、目にとまりやすい・伝わりやすい、色、文字の大きさ、レイアウト、余白を意識してデザインすること。
あと写真の訴求力はやっぱり強いので写真を活かすレイアウトを意識してる

ただカッコいいものを作ればいいっていう訳じゃないんですね

クライアントの想いも売りたいものもターゲットも千差万別だから、案件ごとにきちんと本質を見極めてデザインに反映していくことが重要かな。
伝わりにくくてもカッコいいものを作っとけばいいっていう場合もある

クライアントの代弁者として課題解決しつつも、自分の中にあるアートの感性を発揮して、ユーザーに好奇心や気づきを与え、感性を動かすきっかけになるようなものを生み出すのがデザイナーだね

まとめ

まとめると、デザインとは

クライアントの課題を解決せよ

本当の“お客様”を見極めよ

自分のアート魂を発揮せよ

です!アドグラフィー制作部の先輩達はこのようなスタンスでデザインに取り組んでいるんですねφ(。_。*)メモメモ

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制作部所属の見習いデザイナーです。見習いの特権をフル活用して、わからないことを先輩方に厚かましく質問する勉強の日々です。

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