大分市に!若冲と北斎と宗達と他多数…
どうも!アドグラフィーの杉木です!
今回は、ゆたっとした記事です。
前回、九州国立博物館の若冲を見に行けなくて悲しんでいたのですが
なんと、大分市美術館にやってくるんです!
「美術品とかよくわからんなぁ」って思う方もいらっしゃると思います。
私もそこまで美術品の良し悪しなどを、しみじみと味わったりするタイプではありませんが。
単純に「教科書で見たことある!」という感動でしたり
絵師や作品の歴史的背景を知ることを非常に面白く感じます。
例えば、伊藤若冲の技法の一つである「升目描き」
実はこの絵は1センチ四方の小さな正方形が86000個並べられて描かれています。
「若冲よ、どうしてそんな大変なことをしたんだ!」
と思ったのですが、実はこれ、世界的に見ても先駆者的な技術だったんです。
若冲が升目描きの作品を作った100年後
ジョルジュスーラという人がある作品をつくりました
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
実はこの作品、近くで見ると無数の点の集まりでできています。
これ、基本的にやっていることは若冲の升目描きと同じです。
このジョルジュ・スーラの技法は「点描」といい、科学的な原理で「明るく見える」という特徴がありました。
のちにあの有名なゴッホにも影響を与えたと言われています。
そんな先進的な技術を使っていた若冲は
「升目描き」によって作品に明るさを取り入れ、あることしようとしていました。
それは
「絵の動物たちを、動かすこと」です。
若冲は動物の絵を好んでたくさん描いていました
そんな若冲だからこそ
「あー、なんか絵の動物を本物みたいに動かしてぇな。光や明るさの加減でそれっぽく見えないかな」
と思ったんじゃないかなぁ。というのは私の想像です。
そんな作品の背景を知ると美術館に行ってみたくなりませんか?
営業企画・開発 杉木拓未
ちなみにチームラボの方々が、実際に若冲の動物を動かしてみたようです。
アドグラフィーギャラリースペースでも美術品を扱っていますので、興味のある方はぜひいらしてくださいね。