【宿で使える経営小噺】スターバックスコーヒー編
どうも!アドグラフィーの杉木です !
大分市でのコロナウイルスの感染者数もだんだんと減少してきて
ワクチン接種も盛んにおこなわれている今日この頃
わたくし杉木も最近は、
あるお気に入りの場所へ通えるようになってきました。
そうです。
「スターバックスコーヒー」です。
スタバって居心地がいいですよね。
店員さんの接客も気持ちが良いですし。
「スタバの居心地のよさ」の秘密は
スタバがただのコーヒー屋さんではない。というところに結びつきます。
ということで今回は、
スターバックスが大切にしている理念についてみていきましょう。
目次
・理念から生まれた「大ヒット商品」
・理念を貫くためのスターバックスのこだわり
・まとめ
理念から生まれた「大ヒット商品」
スターバックスを急成長させた
CEOハワードシュルツさんは次のような言葉を残しています
創立者たちは純粋なコーヒーの信奉者であり、本物のコーヒーを知る少数の顧客に喜んでもらえれば満足したのである
深入りの純粋なコーヒーの香りや味を楽しんでほしい。
スターバックスはもともとそういった店でした。
その上、シュルツさん自身も純粋なコーヒーが好きでした。
しかし、シュルツさんの中には
「コーヒーだけでなく、落ち着いて過ごせる空間を提供したい」
という思いがありました。
シュルツさんが掲げ、現在でも使用されているスターバックスの理念がこちらです
人々の心を豊かで活力あるものにするために
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、
そしてひとつのコミュニティから。
その後、従業員のアイデアから生まれた
あまいキャラメルソースがのった”キャラメルマキアート”や
氷やクリームの入った”フラッペチーノ”
などは、創業者たちが思っていた”純粋なコーヒー”からはかけ離れたものでした。
しかし、シュルツさんはそれらを世に出していったのです。
なぜなら「人々の心を豊かで活力あるものにする」といった理念にかなっていたからです。
結果的に”キャラメルマキアート””フラッペチーノ”は
世界中で大ヒットし、スターバックスで大人気商品となりました。
シュルツさんは次のようにも言っています
社員が会社の使命に共感し、成功したチームの一員として誇りを持ってほしいというのが、私の当初からの願いだった。この願いを実現するためには、目的を明確に定めるとともに、全社員の意見に耳を傾ける必要がある
現在のスターバックスはきっと、創業者やシュルツさんが当初想像していたスターバックスとは全く別のものとなっていることでしょう。
しかし、「人々の心を豊かで活力あるものにする」といった理念は
シュルツさんの思いもよらない形で現実のものとなっていきました。
理念を貫くためのスターバックスのこだわり
日本にあるスターバックスコーヒーはすべて直営店方式です。
直営店方式はコストがかかるので、短期間に多店舗展開していくのには不向きな方法と言えます。
しかし、全店舗本社管理なので、全体の統率が取りやすいといったメリットがあります。
コンビニなどでよくあるフランチャイズ形式を取れば
店舗拡大の効率UPやコストカットなどのメリットがありますが
経営やアルバイトスタッフの教育などに関しては、その店舗ごとに任されるので
会社としてのブランドを担保しにくいといった特徴があります。
飲食店や、喫茶店などは
多くの地域に多店舗展開していくことが多いので
直営店方式を取るのは基本的にはありえません
しかし、スターバックスは
理念の浸透やブランドの確立を優先しました。
それはスターバックスが商品が、
ただのコーヒーではなく「人々の心の豊かさ」だということに基づいているのでしょう。
まとめ
このキャラメルマキアート誕生の話から感じたことは
理念がありそれが浸透していれば、新しいアイデア・価値が生まれる
ということです。
私の想像にはなりますが
スターバックスには
理念に向かって行動している社員を認める文化が浸透していたのではないかと思います。
社長のこだわりと違うものであったとしても
理念にそった行動であれば、
それをよしとするシュルツさんの姿勢が
新たな価値を生み出す基盤つくりとなったのではないでしょうか。
アドグラフィー杉木