【障がいはなくせる】デザインで社会に貢献する
どうも!アドグラフィーの杉木です。
大分県別府市で”おもてなし再開に向けて作成された動画”です。
車椅子で別府の観光をする女性を中心に、
さまざまな人々との関わり合いを描き
身体障がいを持つ方にも”あたたかいおもてなし”で迎える
「バリアのない観光都市 別府市」
というコピーで締めくくられるこちらの動画
本日のブログでは
こちらの動画を題材に、宿の環境づくりを考えるきっかけになるお話ができればと思います。
元、小学校教師であるわたしが考える
「障がい」に対する考え方も書いていきます。
目次
・「障がい」について
・ 障がい = 特質 × 環境
・ デザインを通して社会に貢献する
「障がい」について
みなさんは「障がい者」という言葉を聞いて、どんなイメージをもつでしょうか。
かわいそう?
助けてあげないといけない?
自分とは関係ない?
この言葉は、なにかハンディキャップをもつ場合によく使われます。
「障がい」 Weblio辞書より引用
上記辞書によると、
「身体機能が十分に働かない事」「活動に制限があること」という風に書かれています。
どうでしょう。
みなさん日々過ごす中で、
「身体機能が十分に働かない事」「活動に制限があること」って普通にありませんか?
「高い場所のものが取れない」とか
「まわりがうるさくて集中できない」とか
「道でよくつまづく」とか
そういう意味で考えると、わたしたちはみな
多かれ少なかれ「障がい」を抱えています
つまり「障がい」と無縁といった人はこの世に存在しないのです。
障がい = 特質 × 環境
しかし、ときに
「身体機能が十分に働かない」「活動の制限がかかる」
ということの影響が大きく作用してしまうことがあります。
「階段が登れない」
「箸がもてない」
「紙に書かれた文字が読めない」
おそらく、一般的によく「障がい」と呼ばれるのはこういったものでしょう
しかし、今回タイトルにもあるように
わたしは「障がいはなくせる」と思っています。
なぜなら「障がい」には、次の式が成り立つと考えているからです。
障がい = 特質 × 環境
「特質」というのは、ひとりひとりの人間が持ち合わせている性質
「環境」というのは、その人を囲む、人や物や場所などのこと
これらの組み合わせによって、
障がいが大きくなることもあれば、ほぼゼロの状態にもできます。
障がいが大きくなる例
・足が不自由 × 階段 = 移動が困難
・暑さに弱い × 夏場の運動場 = パフォーマンス低下
・肺呼吸 × 水中 = 呼吸が困難
極端な例もありますが、考え方としてはこんな感じです。
障がいが小さくなる例
・足が不自由 × スロープ
・目が不自由 × 音声案内
・注意散漫 × 物を減らす
ここでのポイントは
「特質」は、急に変えらえれなくでも「環境」は変えやすいという点です。
なにかうまくいかないことがある場合は、
「環境」を工夫すれば好転するかもしれません。
デザインを通して社会に貢献する
この言葉は、アドグラフィーの経営理念です。
アドグラフィーのしているこのデザイン事業は、上記の例でいうところの「環境」づくりであると思っています。
旅館・ホテルの「特質」を十分に理解しているからこそ、
それにあわせた「環境」づくりができるのだと考えております。
アドグラフィー 杉木