【お客様との距離感】明日から使えるパーソナルスペース
アドグラフィーの杉木です。
今回は”距離感”をテーマに書きました。
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「お客様との距離感に悩むなぁ、どれくらいの距離感で接客すればいいのだろう」
目次
・大原則「パーソナルスペース」
・今、求められる”おもてなし”とは?
大原則「パーソナルスペース」
”パーソナルスペースとは、他者が自分に近づくことを許せる範囲”のことをいいます。
動物的な言い方をすれば ”縄張り” 的なものです。
「電車の席で、知らない人とは一定の間隔をとって座る」
「少し混雑したエレベーターで、ついつい表示される階層を見る」
これらは、
自分のパーソナルスペースを保とうとする。
または、パーソナルスペースを侵されているので他のものに集中しようとする。
といった、人間の心理からくるものです。
このパーソナルスペースには、個人差があります。
一般的には、ちいさい子どもの方がパーソナルスペースの範囲が狭い傾向にあり
大人になるとだいたい下記のような範囲が目安になります。
公衆距離 3.5m以上
相手と自分との関係が「公的なものである」ときの距離感
例:セミナー講師と受講者、全くの他人同士がストレスを感じない距離感
社会距離 1.2m〜3.5m
相手が職場の同僚や、取引先との担当者であるときの距離感
お互いが手を伸ばし合っても、ぎりぎり届かない。緊張感を保てる距離。
個体距離 45㎝〜1.2m
友人であれば許容できる距離感
異性の場合は、友人で会ってもこの距離感だと不信感を抱かせる場合がある
密接距離 0㎝〜45㎝
親子や恋人同士など、非常に親しい間柄であるときの距離感
手を伸ばせばいつでも届く距離
パーソナルスペースには個人差がありますので、
自分が当たり前だと思っている距離感が、相手にとっては不快であることもあり得ます。
まず大切なのは、
パーソナルスペースの存在を知っていること
なぜなら、知っていることによって
ここまでは接近してもよい。
逆に、これ以上は接近してはいけない。
と線引きすることができます。
この大原則は、
接客初心者の方でも、明日から参考にできるかと思います。
今、求められる”距離感”とは?
どのような”距離感”をよしとするかは、
宿によって異なりますので一概には言えないですが
パーソナルスペースの視点を”距離感”に活用するとすれば
「施設の家具」や「共有スペース」において活用できるでしょう。
旅行者の方は
”他の旅行者とは密を避けたい” が ”同行者とは密に過ごしたい”
と感じています。
そう考えると、
・お部屋のイスは近めに置いておく
・共有の浴場ではロッカーを一つ飛ばしに使っていただけるようにしておく
など、
宿で快適に過ごしてもらう工夫ができます。
キーワードは「安心して同行者との密を過ごせるか」
あなたの宿の共有スペースはいかがでしょうか。
全く知らない人同士がであっても、不快感を覚えないような工夫がされてますでしょうか。
今だからこそ、求められるおもてなしを、できることからはじめていきましょう。
まとめ
現状、図らずも
従業員とお客様、お客様同士、いずれにしても
「ソーシャルディスタンス」、距離を取る形になっているかと思います。
そんな中で「今の宿に必要な”距離感”とはどのようなものなのか」
ここはひとつ、パーソナルスペースを意識しながら考えてみてはいかがでしょうか。
アドグラフィー 杉木
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