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別府のホテル二灯は商店街に住むように泊まれる宿かもしれない

別府のホテル二灯は商店街に住むように泊まれる宿かもしれない

別府の宿を考えるとき、
温泉や眺望や料理といった分かりやすい魅力に
目が向きやすい。
もちろんそれらはこの土地の大きな力だと思う。

ただホテル二灯について考えていると、
少し違う言葉が浮かんでくる。
それは商店街に住む暮らすという感覚だ。

観光地に来たというより、
街の中に少しだけ暮らすを取り入れれる。
そんな泊まり方に近い。

───

旅先では、
どうしても特別な時間を求めてしまう。
非日常。
ご褒美。
普段とは違う何か。

けれど別府のような街では、
ときどきそれとは逆の魅力が立ち上がる。
大げさではない。
何気ない。
でもたしかに気持ちが緩む。

ホテル二灯は、
そういう感覚と相性のいい
宿なのではないかと思う。

───

街を歩く。
少し気になった飲み屋に入る。
商店街を抜ける。
特別な目的地があるわけではないのに、
時間が過ぎていく。

その流れの中に宿がある。

宿に帰るというより一度部屋に戻る。
また外に出る。
街と部屋を行き来する。

そのリズムは旅館ともホテルとも少し違う。
滞在というより仮住まいに近い。

───

別府は観光地でありながら、
日常の匂いが濃く残っている街だと思う。
湯けむりの向こうに暮らしがある。
地元の人が歩いている。
飲み屋にも商店街にもちゃんと生活の続きがある。

だからこそこの街では何気ない日常を
享受できる場所に惹かれる。

派手な演出があるわけではない。
けれど自分の速度で歩ける。
気負わずに過ごせる。
その感覚が結果として強く記憶に残る。

───

ホテル二灯という名前にも、
どこかそれに近いものを感じる。
強く照らすのではなく必要な分だけ灯る。
目立つためではなく
ちゃんとそこにあるための灯り。

街の中で無理なく過ごせる場所。
別府を観光地として消費するのではなく、
少しだけ暮らすように泊まれる場所。

ホテル二灯は、
そういう宿として紹介したくなる。

───

別府に泊まるということは、
湯に入ることだけではない。
街を歩くこと。
飲み屋に立ち寄ること。
商店街の空気を吸うこと。
その何気ない時間を、
宿ごと受け止めてもらえるかどうか。

何か特別なことをしなくてもいい。
ただ街の中にいて気づけば少し心が躍る。
そんな泊まり方が似合う宿なのかもしれない。

佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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