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ホテレスショーに行けなかった(涙)

ホテレスショーに行けなかった(涙)

東京ビッグサイトでホテレスショーが
開催されている。
正式には国際ホテル・レストラン・ショー、
第54回目だそうだ。
出展は800社で2,350ブース。
来場見込みは60,000人!!
過去最大規模だそうだ。
会期は明日20日まで。

正直に言うと、悔しい。
なぜなら仕事の都合で今年は行けなかったからだ。
毎年この時期になると
会場の空気を吸いたいと思うし、
あの広い会場を歩きながら業界の温度を
確かめる時間が好きだった。
今年はSNSとプレスリリースを
眺める側に回っている。

ただ行けても行けなくても、
考えておいたほうがいいことがある。
それは展示会そのものではなく、
展示会が映し出している業界の変化のほうだ。

───

今年のホテレスショーで気になったのは、
新しく設けられたコーナーの顔ぶれだった。

まず世の中を絶賛席巻中のAIやロボティクス、
システム系の商品群が一つに括られた。
これまでもDX系の出展はあったが、
今年は展示会の看板企画として前面に出ている。
西展示棟のアトリウムではスペシャルセッションも組まれていて業界を代表する経営者や
スタートアップのリーダーが登壇している。

次にペット同伴旅行に対応した設備やアメニティ、
関連サービスを紹介するコーナーが新設された。
導入事例の紹介やトレンド発信の
セミナーも開催されている。

そして、人材育成・採用のコーナー。
宿泊・外食業界の若手約80名が
企業の枠を超えて集まり、
業界の課題について議論する
プログラムも動いている。

この3つが同時に出てきたことに、
少し立ち止まって考えれみたい。

───

AIが展示会の一角を正式に占めるようになった。
ペットという新しい市場が業界展示会に入った。
人材の問題がコーナーとして可視化された。

これらをバラバラに見れば、
それぞれが今年の注目トピックで終わる。
けれど並べてみると、
ひとつの構造課題が浮かんでくる。

人が足りない。
でも需要は変わり続ける。
だから仕組みを作り受けるしかない。

宿泊業が抱えているこの構造が、
展示会のフロアマップにそのまま反映されている。
AIやDXは仕組みで受けるの具体策であり、
ペット同伴旅行は変わり続ける需要の一つの
形であり、人材育成・採用は足りないの
現実への直接的な応答だ。

展示会は業界の今を映す鏡だとよく言われるが、
今年はその映し方がかなり率直だと感じている。

───

ではこの変化を前にして宿は何をすればいいのか。

会場に行った方は、
大量のパンフレットとサービスの
記憶を持ち帰ることになる。
けれどそのうちのどれが自分に必要なのかは、
会場では意外とわからない。
あれもよさそうこれも気になる。
帰ってきたあと結局何から
手を付ければいいかが見えなくなる。

行けなかった方も同じだ。
SNSやニュースで流れてくる情報量は、
会場にいなくても十分に多い。

だから行けた人も行けなかった人も、
今週のうちにやっておいたほうがいいことは同じだと思っている。

自分の宿で仕組みで受けたいものが何なのかを、
一つだけ決めておくこと。

予約の管理なのか。
価格の調整なのか。
問い合わせの対応なのか。
発信の設計なのか。

どれかひとつでもいい
決めて掴んで動くこと。

───

ホテレスショーが終わると、
出展していたサービスの営業が一斉に動き始める。
メール、電話、SNS広告。
展示会で名刺を交換した人にも、
そうでない人にも一定の波が来る。

そのとき、
自分の宿に何が必要かが整理されていないと、
営業トークに引きずられやすくなる。
逆に一つだけでも今はこれと決まっていれば、
情報の取捨選択がまるで変わる。

展示会は何を知るかの場だが、
その前後にある何を選ぶかの時間のほうが、
実は宿の動きを決めている。

───

明日が最終日。
来場には事前登録が必要で入場は無料。

行ける方は行ったほうがいい。
あの空気は画面越しでは伝わらないものがある。

行けなかった方も、
今週のうちに自分の宿で一番ズレているものを
一つだけ書き出してみてほしい。

展示会が終わったあとの判断が少しだけ変わる。

───

宿ごとに状況は違うので、
どこから手を付ければいいか迷うようであれば、
個別にご相談いただければと思います。
それでは最終日行ける方もそうでない方も
ホテレスショーを楽しみましょう!

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佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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