【若旦那・若女将へ】発信を続けるために、現場で何を決めておくか

SNSを始めた。
最初の一週間は毎日投稿した。
けれど二週間目から間が空き
一ヶ月後には止まっていた。
こういう経験を持つ宿は多い。
発信が続かないのはやる気の問題ではない。
仕組みの問題だ。
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宿の現場は忙しい。
チェックイン、チェックアウト、
清掃、調理、接客。
日々のオペレーションを回すだけで
一日が終わる。
その中で発信の時間をどう確保するか。
気合いで何とかしようとすると
必ず続かなくなる。
だからこそ仕組みとして
組み込んでおく必要がある。
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最初に決めておくのは誰がやるかだ。
全員でやろうとすると誰もやらなくなる。
責任の所在が曖昧になると発信は止まる。
一人担当を決めてその人が投稿する。
誰がやるかを明確にしておくことが
続けるための第一歩になる。
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次に決めておくのはいつやるかだ。
空いた時間にやろうとすると
空いた時間は来ない。
発信の時間をあらかじめ
スケジュールに入れておく。
毎日十五分でもいい。
週に一度まとめて一時間でもいい。
決まった時間に決まった作業をする。
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何を投稿するかも
パターンを決めておくと楽になる。
月曜は料理の写真。
水曜は客室や館内の様子。
金曜は周辺の風景や季節の話題。
曜日ごとにテーマを決めておくと
何を撮ればいいか迷わなくなる。
迷う時間が減れば続けやすくなる。
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素材を集める仕組みも考えておきたい。
担当者がすべてを撮影するのは負担が大きい。
調理場のスタッフが料理を撮る。
清掃のスタッフが整った客室を撮る。
共有のフォルダをつくって
そこに写真を入れてもらう。
分担することで一人に負荷が集中しない。
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投稿の質を上げようとしすぎないことも
続けるためには大切だ。
完璧な写真を撮ろうとすると時間がかかる。
凝った文章を書こうとすると手が止まる。
最初は出すことを優先する。
質は続けていく中で少しずつ上がっていく。
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発信は続けることに意味がある。
一度に大きな成果を求めるのではなく
小さく続けていく。
その積み重ねがいつか大きな流れをつくる。
仕組みをつくって無理のない形で続けていく。
それが発信を武器にするための土台になる。
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次回はここまでの話を振り返りながら
引き継いだ宿で最初の一年を
どう過ごすかについて書いてみたい。
いま発信で一番負担に感じているのは
どこですか。
