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予約が動かないとき、最初に見直すのはプラン名かもしれない

予約が動かないとき、最初に見直すのはプラン名かもしれない

状況が悪いとついつい安易なところに手を伸ばしたくなるけれど改めて求められていること
足元を見つめることも大切だと思う。
そんな一つに売り物としてのプランについて
考えてみたい。

写真を差し替えた、
料金を調整した、
説明文を長くした。
それでも予約が思うように動かないとき、
意外と見落とされているのがプラン名だ。
OTAの管理画面にはプランがずらっと並んでいる。自分の宿のプランを改めて眺めてみると
スタンダードプラン、
お得プラン、
記念日プランといった
名前が並んでいないだろうか。
どれも間違ってはいない。
けれどお客様の側から見たときそれがどんな
体験なのかは伝わりにくくなっていないだろうか?

───

プラン名は検索結果の一覧で
最初に目に入る言葉だ。
写真よりも先に読まれることもある。
たとえばスタンダードプランと書かれていても、
それが何を意味するのかはわからない。
標準という以上の情報がない。
比較対象がなければ標準かどうかも
判断できないしそもそもお客様は標準を
求めて宿を探しているわけではない。
一方でわかりやすく言えば
旅行の朝は遅めに関アジの朝食をや
最終チェックイン21時ビジネス利用歓迎といったプラン名は誰に向けたものかがわかる。
自分に関係があるかどうかを、
お客様は一瞬で判断できる。
この差は検索結果を流し見しているときほど
大きくなる。

───

プラン名を見直すとき意識しておきたいことが
いくつかある。
まずは誰のための
時間を設計したプランかを入れること。
朝なのか夜なのか一人なのか二人なのか、
仕事なのか休息なのか。
それが入っているだけで届く相手が絞られる。
絞られるのは悪いことではなく、
届くべき人に届きやすくなるということだ。

次に宿の側の都合を隠さないこと。
チェックインが遅い、
食事がつかない、
部屋が狭い。
それをマイナスとして隠すのではなく、
その条件を求めている人に向けて言い換える。
素泊まりよりも食事は外で楽しみたい方へのほうが選ぶ理由になる。

そして他のプランと並べて読んでみること。
自分の宿のプランを一覧で見たとき、
違いが伝わるかどうか。
名前だけで選び分けられるかどうか。
それができていないなら、
プラン名が機能していない可能性がある。

プラン名を考えるときの視点として、
① 何が含まれているかではなく誰に届けたいかで名前をつける
② お客様が検索結果で見るのは最初の15文字程度そこに情報を詰める
③ 迷ったらこのプランを選ぶ人は何を避けたい人かから考えてみる
例えば早起きを避けたい人→朝食は10時までチェックアウトは11時など

プラン名を変えるのに費用はかからない。
システムの入れ替えも必要ないし、
写真を撮り直す手間もない。
管理画面を開いて文字を直すだけだ。
それでも後回しにされがちなのは、
プラン名が中身ではなくラベルだと思われているからかもしれない。
けれど実際にはそのラベルこそが
お客様との最初の接点になっている。
予約が動かないと感じたとき、
まず自分の宿のプラン一覧を開いてみてほしい。

そこに並んでいる言葉は、
届けたい相手に届く形になっているだろうか?

佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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