コンサルタントに必要なスキルと姿勢

最近社内を見ていて思うことがある。
手前味噌だが努力をしている人は多い。
でもその努力が自分のわかる範囲で
止まっていることが多い気がしている。
得意なことをもっと得意にする。
知っていることをもっと深める。
それは確かに成長ではある。
でも幅が広がらない。
新しい領域に踏み出さない。
今日はほんの少しアドグラフィーの
仕事に向き合うことに触れてみたいと思う。
───
わかる範囲で動くことの心地よさ
自分のわかる範囲で動くのは心地がいい。
失敗しにくいし一定の評価もされやすい。
でもその心地よさの中にいる限り
見える景色は変わらない。
お客様の課題は自分の得意領域だけで
必ずしも解決できるとは限らない。
むしろそうでないことのほうが多い。
これは自分の専門ではないのでと言った瞬間、
コンサルタントではなく作業者になる。
作業者が悪いわけではない。
でも自分たちが目指しているのは
そこではないと思っている。
───
コンサルタントに必要なものは何か
専門知識はもちろん必要。
でもそれだけでは足りない。
いくつか挙げてみる。
1つ目は問いを立てる力。
お客様がこれをやってほしいと言ったとき、
そのまま受け取るのではなく
なぜそれが必要なのか?
本当にそれで解決するのか?を考える。
表面の依頼ではなく背景にある
想いや言葉を汲み取って課題を見にいく。
2つ目は構造を見る力。
目の前の問題がどこから来ているのかを見る。
原因と結果、部分と全体、短期と長期。
点ではなく線や面で捉える。
3つ目は伝える力。
わかっていることを相手がわかる形で届ける。
専門用語を並べることではない。
相手の言葉で、相手の文脈で、届くように話す。
4つ目はわからないことに手を出す勇気。
私もそうだがこれが一番難しいかもしれない。
知らない領域に踏み込むのはやはり怖い。
でもその怖さを超えないと幅は広がらないのだ。
ここで少し整理するしてみると
コンサルタントとしてお客様と向き合う
姿勢として必要なこと。
・問いを立てる力(依頼の奥にある課題を見にいく)
・構造を見る力(点ではなく線や面で捉える)
・伝える力(相手の言葉で届ける)
・わからないことに手を出す勇気(自分の範囲を超える)
この4つはどれも最初から持っている人はいない。
やりながら、
失敗しながら、
気づけば身についていくもの。
───
正解を持っている人?
コンサルタントというと正解を持っている人というイメージがあるかもしれない。
でも実際は違う。
正解を持っているのではなく正解を探しにいく人。お客様と共に考え、
共に迷い、
共に答えを見つけていく。
わかりませんと言えることも、
大事な力だと思っている。
わからないことをわからないと言い、
でもそこから逃げずに一緒に考える。
その姿勢が信頼につながる。
知っていることを披露するのが
コンサルタントではない。
知らないことに向き合い続けるのが
コンサルタントだと思う。
───
挑戦とは何か
挑戦という言葉は大げさに聞こえるかもしれない。
でも日常の中に挑戦はある。
今まで関わったことのない業種の
お客様を担当する。
自分の専門外の領域について調べて、
考えて提案してみる。
これは自分には無理かもと思う仕事を、
あえて引き受けてみる。
派手なことではない。
小さな挑戦の積み重ね。
その積み重ねが幅を広げていく。
───
最後にコンサルタントとして立つとは、
正解を持つことではない。
正解を探しにいく姿勢を持ち続けること。
自分のわかる範囲で止まらない。
わからないことに手を出す。
失敗を恐れずでも丁寧に向き合う。
そういう人が増えていくと組織は変わる。
そういう人であり続けようとすると、
自分も変わる。
どこまでいけるかはわからない。
でもそこに向かおうとする姿勢は、
自分で決められると思っている。
