【若旦那・若女将】予約サイトの情報を整えるときどこを見る

「予約サイトの情報を見直したほうがいい。」
冒頭からそう言われてもどこから
手を付ければいいのかがわからない。
そんな声が聞こえてきそうだが、
楽天トラベル、じゃらん、一休、Booking.com。
それぞれに管理画面があり、
入力項目があり写真がある。
全部を一度に直そうとすると途方に暮れてしまう。
だからこそ見る順番を決めておくことが大切になる。
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予約サイトの情報はお客様が宿を選ぶときの入口になっている。
検索結果に並んだとき何が目に入るか。
ページを開いたとき何が伝わるか。
ここが整っていないとどれだけ良い宿でも選ばれにくくなる。
逆に言えばここを整えるだけで同じ宿でも見え方が変わる。
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最初に見るのは写真だ。
予約サイトでは写真が最も目に入る。
検索結果の一覧でも、
詳細ページでも、
写真が第一印象を決める。
見るべきポイントはいくつかある。
まずメイン写真が何になっているか。
一覧で最初に表示される写真が、
宿の魅力を伝えているかどうか。
外観だけの写真や暗い写真がメインになっていないか。
次に写真の鮮度。
何年も前に撮った写真をそのまま使っていないか。
実際の客室や料理と写真の印象がズレていないか。
そして写真の順番。
お客様が見たい情報から並んでいるか。
客室、料理、お風呂、館内。
この順番で見ていく人が多い。
ロビーや外観ばかりが先に並んでいると、
知りたい情報にたどり着く前に離脱されてしまう。
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写真の次に見るのはプランの構成だ。
プランが多すぎて、
何を選べばいいかわからない状態になっていないか。
逆にプランが少なすぎて
選択肢がないように見えていないか。
プランが乱立しているとお客様は迷う。
迷った結果他の宿に流れてしまうこともある。
見直すときはまず自分で予約するつもりで眺めてみる。
どのプランが何を指しているのかすぐにわかるかどうか。
名前を見ただけで内容が想像できるかどうか。
プラン名が長すぎたり
記号や略語が多かったりすると伝わりにくくなる。
シンプルに何が含まれていて
何が特徴なのかが伝わる名前にする。
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プランの説明文も見ておきたい。
長すぎる説明は読まれない。
けれど短すぎると伝わらない。
大切なのは、
最初の2、3行で要点が伝わること。
何が含まれていてどんな体験ができるのか。
そこが伝わればあとは補足として読んでもらえる。
説明文に施設の歴史や理念を長々と書いている宿もある。
それ自体は悪いことではないが
予約サイトの説明文で求められているのは予約の判断材料だ。
伝えたいことと、
伝わるべきことは必ずしも一致しない。
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写真、プラン構成、説明文。
この三つを整えたら次に見るのは口コミへの対応だ。
口コミはお客様が書くものだから、
こちらではコントロールできない。
けれど返信の仕方は自分で決められる。
返信がまったくない宿は見ていて不安になる。
逆に丁寧に返信している宿はそれだけで印象が良くなる。
返信は長くなくていい。
感謝を伝えて指摘には真摯に向き合う姿勢を見せる。
それだけで宿の空気が伝わる。
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ここまで整えたら最後に競合との比較をしてみる。
同じエリア、
同じ価格帯の宿と並べて、
自分の宿がどう見えるか。
検索結果で並んだとき埋もれていないか。
写真の印象で負けていないか。
プランの見せ方で損をしていないか。
お客様は比較して選ぶ。
だから比較されたときにどう見えるかを知っておくことが大切になる。
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予約サイトの情報整理は、
一度やって終わりではない。
季節ごとに写真を見直す。
プランを整理する。
説明文を調整する。
定期的に手を入れることで鮮度を保つことができる。
最初から完璧を目指す必要はない。
まずは写真から。
次にプラン。
その次に説明文。
ひとつずつ手を入れていくことで少しずつ整っていく。
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次回は、価格の設定をどう考えるか、値付けの基本について書いてみたい。
いま予約サイトを見て、一番気になっているのはどこですか。
