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2025年を経て、2026年へ

2025年を経て、2026年へ

今年を振り返るにはまだ早いかもしれないが、
メモ程度には残しておきたい
現場で感じたリアルを。

今年は何かが違ったと感じることは多かった。
宿泊需要のゆらぎとしてどう読み解くか?

2025年を振り返ると、何かがおかしいと
とにかく感じる月がいくつもありました。
いつもの年に売れる時期で静まり返り、
本来動きが止まるはずの季節がなぜか賑わう。
気温、
万博、
インバウンド、
為替、
選挙……

複数の条件が重なり、
地域ごとにまったく違う景色が見えた一年でした。

この“現象”は、
一時的なものではなく、
2026年の戦い方を考える上での
前提になってくると強く感じています。

2025年の宿泊業を動かした三つの軸

①気温が旅行行動を変え始めた

「暑すぎて出かけない」
これは体感だけではなく、
実データにも出始めている傾向です。
真夏に客足が落ち、
夜間や朝だけ動くというパターンは、
2025年に顕著になりました。

夏は動くという過去の前提は崩れ、
気候変動が年間の需要バランスを変えていくことが
はっきりと見えてきた年でもあります。

②インバウンドは増えたが平等ではなかった

訪日客全体の数字は増えている。
しかし実際に恩恵を受ける地域は偏っていました。
大阪・京都・福岡・札幌は強い。
一方九州の一部や地方都市では前年割れが続き、
訪日客数としての数字は伸びているのに、
どこに来ているのか?
という声多かった。

つまり全体の追い風が自分のエリアに吹くとは限らないという現実が露わになったわけです。

③万博は正直なところ関西だけが沸騰した

万博は東西で需要の差を大きくしました。
関西圏の動きは極端に強く、
それ以外はほぼ影響なし。
イベント需要は吸い寄せる力であり、
広く分散する力ではないということを
改めて示した形になりました。


2025年は、みんなで伸びる年ではなく地域差が広がる年でありこれがスタンダードだと
はっきりと認識する年となった。

これは多くの宿が感じ取ったのでは?
気温、
国際情勢、
インバウンドの回復度、
イベント、為替など
あらゆる変数が揺れ、
そして地域ごとの打ち手の差がはっきりと
数字に表れました。

改めて需要は均一ではない。
値上げの影響も均一ではない。
単価の伸び方も均一ではない。

2025年は、
前提の揺らぎをどう読めるかで結果が分かれた
年だったように思います。


では2026年はどう動くか

今回の記事はここからが本題です。

さて2026年に向けて、
宿泊業が考えるべきことは
やはり需要の読み違いを減らし、
選ばれる理由を増やすこと。
これに尽きると考えます。

そのために次の三つが鍵になります。
1.年間の山と谷」を自分の宿のデータで見直す

全国のトレンドと自分の宿の動きは、必ずしも一致しません。2025年はとくにこの差が大きかった。

地域の天候、
交通、
競合、
レビュー、
外国人比率、
顧客層。
宿ごとに違う条件で動いている以上、
うちはどの月が売れるのかを自前のデータで
再確認することが2026年の最優先事項に
なります。

2.選ばれる理由を強くしておく

2025年は、
値上げした宿ほど選ばれた
値上げした宿ほど売れなくなった
という両方の結果が同時に起きていました。

何が違うのか。

一言で言えば、
理由がある値上げは支持されるという
当たり前のことです。

価格で選ぶ層は必ずいる。
しかし 価格以外の選ぶ理由を提示できる宿は、
競争環境が揺れても大きく崩れない。

2026年はそこが鮮明に結果へ反映されていきます。

③OTA・自社予約・HPの役割を再設計する

2025年は集客チャネルの役割がようやく再定義され始めた年でした。

OTAは「広く届ける場所」
自社は「リピートが始まる場所」
SNSは「好感を育てる場所」
HPは「深く伝える場所」

この役割の区別があやふやだと、
どこに力を入れても効果が薄くなります。

2026年は、
チャネルごとに何を伝えるかの決め直しが
欠かせません。

2026年へ

揺らぎの年を越えたからこそ見えることがある!

2025年の宿泊業は、
こうすれば絶対に売れるという公式は、
完全に機能しなくなった一年でした。

だからこそ、
・気温
・インバウンド
・地域差
・イベント需要
・チャネル構造
・自社のデータ
こうした複数条件をどう読むかで勝敗が分かれる
段階に入っています。

2026年は、
宿ごとに戦い方の設計が問われる年になる。

そのために必要なのは、特別な答えよりも、
自分の宿の構造をきちんと見て、
揺らぎに耐えられる形に整えていくこと。

2025年の経験は、
その準備のためのヒントを
十分に残してくれています。

年内はおそらくシーズンで需要が溢れていることと思いますしかし2026年先行きを見ると
まだ現実は何も変わっていないことに
気づくことが多いのでは無いでしょうか?
今こそ忙しいこのタイミングにこそ2026年の活路をしっかりと考えなければいけないと思います。
自社を見つめ世の中にどのように受け入れられるかを改めて考えてみてほしいと思います!

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佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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