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自社予約率・OTA手数料…宿の課題をどう整理するか

自社予約率・OTA手数料…宿の課題をどう整理するか

宿の経営において、
課題はいつも複雑に入り組んで見える。
売上が思うように伸びない、
コストがかさむ、
スタッフが定着しない。

けれどその根っこをたどっていくと、
共通する要素に行き着くことがある。

私たちは無料診断の場などでこうした
課題を「鏡」に映すように整理してきた。
鏡に映してみればぼんやりしていたものが
輪郭を帯び解決の糸口を見つけやすくなる。


課題の整理が曖昧だと何が起きるか

「なんとなく売上が悪い」
「なんとなく予約が減っている」

こうしたなんとなくは
現場で日常的に口にされる言葉だ。
だが数字で確かめてみると、
意外にも予約件数自体は変わっていない。
むしろ宿泊単価の低下や販売チャネルの
偏りが原因だったというケースも多い。

課題を感覚的に捉えるだけでは、
的外れな対策に走ってしまう。
広告を打っても成果が出ないプランを
増やしても選ばれない。
それは解決すべき本当の課題を
見誤っているからだ。


よくある宿の課題の構造

診断の場では、
次のような視点で課題を整理している。

① 自社予約率の低下
直販率が下がりOTA経由の予約比率が
高まりすぎると利益率が確実に下がる。

② OTA販売手数料の増加
OTAの手数料は10〜15%前後。
売上が伸びても、
粗利ベースでは思った以上に残らない構造になる。

③ 料金戦略の不在
周辺旅館の価格に引っ張られ、
値決めが後追いになる。
結果、安さでしか選ばれないリスクが高まる。

④ ブランディング不足
この宿だから泊まりたいという理由が伝わらなければ価格競争に巻き込まれる。
ブランドストーリーや
宿の思想を打ち出すことが欠かせない。

⑤ 将来の売上への不安
人件費や光熱費の上昇。
旅行需要の変動。
先行きへの不安が積み重なり、
経営判断を鈍らせる。


鏡に映すための第一歩

課題の解決は、
まず鏡に正しく映すことから始まる。
数字に照らして整理してみると、
思っていたほど深刻ではない部分もあれば、
逆に見過ごしていた部分もある。

例えば、売上が落ちていると思っていたら、
実際には稼働率は安定していて、
単価だけが下がっていた。
またはOTA比率が70%を超えており、
自社サイトの存在意義が薄れていた。

鏡に映すことは原因を外に探すのではなく、
自分の姿を直視する作業でもある。

選ばれる宿になるために

周辺の価格やキャンペーンに振り回されるのではなく、選ばれる理由を育てること。
それは大きな投資や派手な広告ではなく、
日々の営みや宿の思想をどう表現するかに
かかっている。

直販率の改善
宿泊単価の向上
収益構造の見直しなど。
こうしたテーマはすべて、
鏡に映して現状を見つめ直すことから始まる。

宿の課題は複雑に見えても、
整理すれば必ず糸口は見つかる。
鏡を通して自分たちの姿を捉え直すことが、
宿の本当の力を引き出していく。

もし課題を整理したいと感じたら

アドグラフィーでは、
宿泊施設の無料経営診断を行っています。
数字を整理しながら、
予約動向・料金戦略・収益構造を鏡に映し出し、現状を客観的に把握するお手伝いをしています。

「OTA手数料がかさみ利益が残らない」
「直販率を上げたい」
「これからの売上に不安がある」

もしそんな思いを抱えている方がいれば、
気軽に声をかけていただければと思います。

下記よりお問い合わせか各種SNSやこちらの
コメント欄などお気軽にお問い合わせください。

佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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