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小さな宿の事業計画。感覚だけに頼らない経営のはじめかた【保存版】

まず数字が苦手でも、
事業は続けなければならないということ。

小さな宿 経営、
旅館 事業計画、宿泊施設の収益改善。
そんなキーワードで検索する人の多くが、
数字に漠然とした不安を感じている
経営者やスタッフではないでしょうか。

でも事業計画とは難しいものではなく、
未来を少しだけ
明るく整える設計図のようなもの。
本記事では、
小規模旅館・宿泊施設の方が
今日からできる現実的な事業計画の立て方を、
数字や事例を交えて整理してみます。

小さな宿の事業計画、なぜ必要?


宿はサービス業です。
接客・清掃・料理・設えなど目に見えない気配りが大切な業種です。

しかし、数字が弱いままでは、
事業として継続できない。
小さな宿だからこそ、
無理なくでも確実に、
数字と向き合う姿勢が必要です。

Step①
「見る」ことで数字を味方にする


まずは「現状の見える化」
以下のようなデータが把握できていますか?

① 月別の売上
② 稼働率と平均客単価(1室あたり)
③ OTAと自社予約の比率
④ 食事付きと素泊まりの構成比
⑤ キャンセル率や手数料率

【例】
客単価18,000円 × 稼働率47% × 8室 × 365日 = 年間売上 約2,474万円

Step②
売上の“構造”を把握する


売上=単価 × 稼働率だけでは見えない
裏側に着目を。

① 平日と週末で稼働率に差は?
② リピーターと新規の割合は?
③ 館内飲料・物販などプラス売上を管理している?
④ OTA手数料がどれだけ利益を圧迫している?

【補足】
OTA販売手数料が売上の10〜15%に及ぶ場合、年50万〜100万単位の隠れコストになっている
可能性も。

Step③
「1年後の姿」を定義する


数字の羅列ではなく、
具体的な変化を目指すのが事業計画の本質。

【例】
① 平日稼働40% → 55%に
② 自社予約比率を20% → 40%に
③ 1部屋をリノベして単価アップ(+3,000円)
④ 手数料削減で経費圧縮

こういった目標をいつ・どこまで実施するか、
ざっくり月次で管理します。

Step④
数字と日常業務をつなぐ習慣


小規模施設では、
経営者が現場に立っているケースが多く、
数字管理が後回しになりがちです。

そこで──
① 月1回「数字を見る日」を決める
② 売上と稼働の前年同月比を振り返る
③ OTA・広告など販促費の比率を記録する

たったこれだけでも、
勘に頼る経営から指標で語れる経営へと
変わります。

Step⑤
読み返される事業計画にする工夫


事業計画は、
完璧に作るよりも継続できるかが命。

① A4用紙1枚でもOK
② Googleスプレッドシートに入力でもOK
③ カレンダーに1ヶ月ごと進捗メモでもOK

明日見る気になるか?
それが良い事業計画の判断基準です。

宿の経営において数字を持つということ


宿の経営は、
数字と感性のあいだにある仕事です。
数字がすべてではない。
けれど数字から逃げればやがて手遅れになる。

だからこそ今、
感覚を数字に翻訳する力が求められています。

みなさまにあった内容で初めていくのもいいと思います。少しの工夫から事業の流れが一変することの起点になると信じて一歩を踏んでみましょう。

佐藤弘明
佐藤弘明
常務取締役

旅館支援歴16年|集客・ブランド設計・運営改善まで現場密着伴走|旅館業界のリアルな現場から生まれる気づきや宿の未来を共につくるための視点を日々発信しています。

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