仕事をしていると、
時間を越えてたまに返ってくる出来事がある。
先日地元大分のお客様のお店で
食事をさせていただいた。
時間を少し遡るとその数時間前に、
会社の担当者宛にこれからの
集客について相談が入っていた。
どこから手をつけるべきか。
やりたいことも、やるべきこともある。
それなら一度お会いしましょうと
すぐに現地へ伺おうとなった。

大分市都町にある母屋(おもや)さん
このお客様とは、実は長いご縁がある。
ADGRAPHYとしてまだ今ほど形が定まりきっていない頃から関わらせていただいてきた
お客様でもある。
ホームページのリニューアルをはじめ
いろいろな課題を一緒に見つめながら
少しずつ改善を重ねてきた。
久しぶりに伺って印象に残ったのは、
当時のことをとても大事に覚えていてくださったことだった。
いろいろなお仕事をされてきたと思うけれど、
私たちにとっては、
あの時してくれた仕事が一番なんです。

2階のお酒も楽しめる個室が3部屋ある

趣のある室礼でコーディネートしている

そんな言葉をいただいた。
(写真は弊社が携わった当時から変わらないままのコーディネートで大切に使用されていた)
あれから、
もう7年か8年くらいは経っていると思う。
時間だけ見ればずいぶん前のことになる。
けれど人の記憶に残る仕事というのは、
数字や実績の中に残るというより、
その時に一緒に見ていた景色の中に
残っているのかもしれない。
当時の自分を振り返ると、
まだ代表の後ろについて回りながら、
必死に学ばせてもらっていた頃だった。
アドグラフィーで新しく始まっていくことを、
十分に理解しきれたまま隣に立てていたわけではなかったと思う。
それでもこの数年を経て、
あの頃に進めていたことの意味や、
どういう思いで一つひとつ形にしていたのかが
少しずつ分かるようになってきた気がする。
いま目の前にはまた新しい課題がある。
集客のこと。
これからどうしていくかということ。
やるべきことは、きっと少なくない。
それでもこうしてまた声をかけていただけることの中に仕事の原点のようなものを感じた。
そして今回あらためて伺ったのが、
大分市都町にある母家というお店だった。

母屋入口看板
母家は大分の郷土料理をゆっくりと味わいたい夜に、
自然と思い出したくなる一軒だ。
大分の郷土料理、旬の素材、名物の煮物、大分の地酒などが紹介され
この土地らしい味を落ち着いて楽しめる
お店となっている。
特に印象に残るのは、
料理だけではなく店に流れている時間のほうかもしれない。
母家はカウンター席のほかは個室となっており、
2階のテーブル席はモダンと和の心を融合させた空間として案内されている。
都町の中にありながら、
少し喧騒から距離を置いて会話と食事にきちんと時間を使いたくなる。
そんな大人の食事会に合う空気がある。

少人数でカウンターも利用できる

入口付近のオブジェ

盆栽は枯れてなおも生き続ける
料理の面でも大分らしさがしっかりある。
母家名物の煮物7種類、
とり天、関あじ・関さばのりゅうきゅう、
豊後牛すき焼き、
豊後牛の塩焼きなどが提供される。






県外からの来客に大分の郷土料理を案内したいときにも使いやすいし、
地元の人があらためて大分の味をゆっくり楽しむ場としてもよく似合う。

特別に関サバを塩であっさりと焼いて提供いただく
また少人数での会食だけでなく複数人での集まりにも向いている。
個室13部屋、カウンター11席、歓送迎会などにも対応し、
30名程度まで相談可能とされている。
大分で落ち着いた雰囲気の中で会食や食事会ができてなおかつ郷土料理まできちんと楽しめる場所は
案外多くない。
そう考えると母家は複数人から
数十人単位まで使える、
大人向けの貴重なお店のひとつだ。
大分駅周辺や都町で
個室のある和食店を探している人。
接待や会食少し改まった食事会を考えている人。
観光や出張で大分らしい郷土料理を味わいたい人。
そんな人にはぜひ一度知っておいて
損のないお店だと思う。
仕事の話から始まった時間だったけれど、
最後にはこういう場所が地元にあること
自体がひとつの財産なのだと感じた。
料理だけでもなく、
空間だけでもなく、
人だけでもなく、
その全部が重なって記憶に残る夜になる。
母家はそんなふうに時の流れごと
味わえる一軒である。
【店舗情報】
店舗名:母家
所在地:大分県大分市都町4-1-24
電話番号:097-537-1118
営業時間18:00〜22:00(ラストオーダー21:20)
定休日:日曜・祝日