ADBLOG

Categoryニュースレター

【市場の捉え方】マクドナルドとモスバーガーは競合じゃない!?

【市場の捉え方】マクドナルドとモスバーガーは競合じゃない!?

どうもアドグラフィー杉木です!

 

今朝、ニュースで「コロナ禍で空きになった店舗跡地にハンバーガー屋が複数OPENしている」

という特集を目にしました。

 

突然ですがみなさん、ハンバーガーチェーンといえば、どんなお店を想像しますか?

マクドナルド、モスバーガー、ロッテリアといったところでしょうか。

もし、ニュースのように「ハンバーガー屋さん」が大量OPENしたらこれらのチェーン店は競合が増えて

「ハンバーガーを求めるお客様」の取り合いが発生します。

 

そのような考え方は「ハンバーガー市場」といったように

市場を「ハンバーガー」という”物ベース”で考えた場合の市場感です。

 

この考え方は非常に単純明快、非常に分かりやすいのですが

一方でコモディティ化の波などによって、この考え方だけで集客するのは厳しいというのが現実です

コモディティ化って何?

 

今回は”行動ベース”で考える市場感

についてのお話です。

 

本当に戦うべき相手は誰なのか見極める指針となればと思います。

 

目次

・マクドナルドとモスバーガーは競合じゃない

・宿泊市場を行動ベースで考えてみる

・まとめ

 

マクドナルドとモスバーガーは競合じゃない

 

「かつやに行くか、すき家に行くかで悩むことはよくありますが」

 

「マックに行くか、モスに行くかで悩むこと」って少なくないですか?

私だけですか?

 

これは「かつや」と「すき家」は、

「昼食行動市場」で競合している

ことが原因で

 

「マック」と「モス」は

商品では”ハンバーガー”で同じでも

”行動ベース”では競合していないからです。

 

私の場合は、

「朝手軽に何か食べたい!しかも安く!」となった時に

マクドナルドが候補に上がります。次点でコンビニといったところでしょうか。

 

間違っても「モスバーガー」は私の頭の中に登場しません。

 

一方、

「ちょっとお腹すいたけど、最近、外食多いし健康的な食事を取りたい」となった時は

野菜がとれるというイメージのあるモスバーガーが候補となります。

 

マクドナルドの「マ」の字も私の頭には、登場しないでしょう。

 

このように

「〇〇行動市場」といった見方でまとめると

 

マクドナルドは「通勤行動市場」「節約行動市場」「軽食行動市場」「学生井戸端会議行動市場」

モスバーガーは「昼食行動市場」「健康行動市場」「奥様井戸端会議行動市場」

 

といった分類が可能です。

 

このように考えると、本当の意味での競合でないことがよりわかるのではないでしょうか。

「軽食行動市場」という点では、マクドナルドの競合はミスドやコンビニになります。

「健康行動市場」という点では、モスバーガーの競合は「たっぷり野菜の〇〇」みたいなメニューを出すファミレスになるでしょう。

 

宿泊市場を行動ベースで考えてみる

 

出張行動市場で考えると

「立地が良い」「コスパが良い」「清潔」「繁華街が近い」などの条件が整っている宿同士は競合になりやすいです。

 

記念日お祝い行動市場で考えると

「おもてなしが良い」「料理が美味しい」「部屋が綺麗」などの条件が整っている宿同士は競合になりやすいと考えられます。

 

まとめ

 

競合は「行動ベース」で捉える

 

特に、人口が減少の渦中にいる日本では

今後、ヒトの行動や時間の奪い合いが激化する可能性があります。

 

競合は誰なのか

戦って勝てるのか

勝てそうになければどうすれば良いのか

 

まずは自分の立ち位置を知ることからです!あなたの宿は「何行動市場?」

ページ上部へ戻る