佐藤 弘明 WEBディレクター
「こだわりを持たない」ということが
こだわりになる
人の意思決定の根幹が何かを考える日々
学生時代から現在に至るまで、人が何を考え行動するのかに興味をもって生きてきたように思います。
最初のきっかけは、ささいなことでしたが学生時代の自分の立ち位置を見極めるためだったかもしれません。「どうすれば相手のニーズに応えることができるのか?」に深く興味を抱くようになりました。
社会人として最初の仕事に接客の仕事を選んだのは、興味を具現化したいという欲求を満たすためにその道を選んだように思います。今思えば瞬間瞬間に相手の意思決定がリアルに感じられる接客業は今の仕事においても相手のニーズに応える上で貴重な体験をしたと感じています。
常に新しいことに触れていたい
「常に新しいことに触れていたい」という想いから、接客の仕事を経て、畑違いのWEBディレクターの仕事にたどり着きました。
接客の仕事は実際に自分自身の目の前の顧客のニーズを瞬時に判断し応える仕事だと言えると思います。片や今いる業界は沢山の想像もしないような多くの顧客と繋がれる可能性がある業界です。WEBディレクターの仕事はサイトをご覧になるであろうまだ見ぬターゲット顧客がどのようなニーズをもって検索し、サイトにたどり着いた際にどのような順番で閲覧をするのかを想定しながらコンテンツを創り込む仕事と言えます。
つまりこの仕事は、「会ったこともない顧客のニーズを探ること」に想像力を最大限発揮した究極の人間観察が大切な仕事と言えるかもしれません。
「人の意思決定のポイントがどこにあるのか?」を考え抜いて、WEB上のコンテンツとして顧客ニーズに応えるというこの仕事は自分にとって、日々新しい発見をさせてくれる刺激的な仕事だと感じています。
「こだわりを持たない」というこだわり
学生時代から現在に至るまで、人が何を考え行動するのかに興味をもって生きてきたように思います。
WEB制作を通して、顧客である旅館・ホテルの収益向上を図るという当社の指針を実現するために最も重要なことは、自分自身のこだわりを持たないこと。それはつまり、「顧客本位のスタンス」とも言えると思っています。自分のつくりたいものをつくるのはアーティストであり、顧客のやりたいことを実現するのがクリエイターというのであれば、いちクリエイターとして、顧客のやりたいことを実現するために、「良い意味で自分のこだわりを持たない」ことが実は一番の強みであるように思います。